講演会に参加して [鳥]
尾張徳川家の鷹場だったところだそうです。初めて知りました!
昨年10月中旬から約一ヶ月、講演会やイベント、フィールドワーク、見学会、
ギャラリートークなどが開催され、私にとってワクワクの一ヶ月でした。
と言っても全部のイベントには参加できませんでしたが、とりあえず放鷹術の見学会と、
講演会に参加してみた次第です。
講演会は、日本放鷹協会会長の室伏氏によるものでした。
「鷹匠が語るー鷹狩りに秘められた和の心」
放鷹協会の活動を紹介したニュース映像を見たり、
鷹とのかかわり、鷹の生態、鷹部屋の説明、装束の説明、
越谷にある鴨場の話なんかも教えてくれた。
鷹って、思ってたより小さかったんだよなぁ~。
飛んでる獲物を捕らえるのには、小さいほうが小回りがきくんだと。なるほど~。
だから体重も、1kg前後らしいです。
人間に対してものすごく警戒心が強くて、近辺にもいるらしいけど、
なかなか見ることができないと言ってました。
それをあえて「慣らす」のが鷹匠ってやつですね^^
鷹は単独行動なので、人間が鷹に歩み寄るしかないのです。
鷹が嫌がらないようにね~^^
訓練の初期に使用する鷹部屋って、茶室と酷似してて、
茶室でいうところの「にじり口」は、鷹部屋の「臆病口」。
茶室は、天下人でも茶室に入るときは、かがんで入りますよね。
ここで威圧感が排除されるわけです。
鷹部屋に入るとき、人間はかがんで入ります。
鷹がいる場所も、人間の目線より高いところに作ってあります。
ここでは、鷹が主人なのです。
自然界に置き換えても同じで、私達人間は、自然を主人と思い生きるべきだと・・・。
鷹を腕にすえて歩くのが、まず基本ですが、
最初は新月の月明かりからスタートするそうです。
暗いところから明るいところへ慣らしていくって、根気がいるにゃ
で、今回のテーマである「和の心」とは・・・なんですが、
第一の和が、「和敬静寂」。敬うことによって和が生まれるってこと。
第二の和が、「自然との調和」
第三の和が、「世界平和」。もともと、鷹狩は、国境のない時代からのもので、
今でも、ものすごく他国の文化を尊重し、ぜったい批判しないと言っていました。
4000年間人から人へと伝わってきた技術。それが今でも続いていることの事実。
海外で開催されるそういった集まりに参加する度に、いつも深く感動するとの事。
話は変わりますが、鷹の雛を得る場所を「鷹巣」というらしいです。
私の父の実家の地名は、「鷹巣」といいます。(北秋田市)
昔、秋田藩主がクマタカ好きで、クマタカを使うマタギがあったそうですが、
鷹巣という場所は、そういう意味がきっとあるのでしょう。(推測ですが・・・)
私も朝霞に住んで24年。なんか縁を感じずにはいられません。
(御巣鷹山もそうでしょうか?)
(御巣鷹で思い出しましたが、123便機墜落事故の際に、事故処理に尽力された
上野村元村長、黒沢丈夫氏が、昨年12月22日に97歳で亡くなられました。
事故当時は、氏の迅速かつ適切な指揮に、警察も自衛隊も一目おいたといいます。
戦中は零戦の名パイロットであり、名指揮官。
遺族対する対処は、零戦で失った部下や戦友を、日航機の被害者にだぶらせたと
感じたと言われています。これで、また一人、歴史の語りべがいなくなりました・・・。
ご冥福をお祈りいたします。。。。。)
おっと、話がそれましたね。
まぁ、なにはともあれ、私の楽しい鷹月間は、こうして幕を閉じました。
この講演の日も、室伏氏は、装束姿で登場!。
皇室の正式な装束は、江戸小紋の鮫小紋に股引に脚絆。
粋でカッコイイです
新年は縁起のいい鷹で [鳥]
残念ながら初夢で鷹を見ることはできませんでしたので、
昨年行った「放鷹術実演」見学会の写真を!
実は、このイベントが決まって、広報で「鷹匠体験」募集の記事を見つけてから、
そっこう抽選葉書を出し、ドキが胸胸の毎日。
ですが、残念なことに落選・・・・。
しかし、当日会場へ行くと、
&VIP席!! 一般の見学者は、こんなかんじで立ち見です
こんなにドキドキしたのいつぶり? 涙出そう~!
鳥は苦手だけど、猛禽類ってけっこう好き
「輪廻り」という鷹匠が鷹を連れて歩く訓練の基本
装束、道具の説明など。装束、かっこいい~!
ハリスホーク、オオタカの振替。
「振替」とは、2人の人の間で鷹を飛ばし合うことだそうです。
これは、「振り鳩」擬似餌を使って獲物を獲る訓練だそうです。
終了後、記念撮影会もあって、もう大満足でした! やっぱり鷹大好き!
今回は、写真を主に・・・つづきありです。