白馬 後編 [山]
予定時間より早く降りてきてしまったので、さぁ困った。
この時間じゃ、ランチにも早すぎる。
バスは最終を予約済みだし、近辺は前日しらみつぶしに歩いたし、
だからといって、五竜、岩岳、栂池、方面へ行ったとしても、またお金かかるし・・・。
下界に下りても暑いだろうなぁと思って、
目の前にある、オープンテラスを見ながら、涼むことにした。
オープンテラスは、かなり暑かったよ~ (秋は雲海が見れるかも!)
パラグライダー、自分は高所恐怖症なので、ぜったい無理だけど、
見てると、ちょっとやってみたい気分には。。。なりました。
空に「笑顔」が見えますか? ^ ^
下に降りてから、大町警察署が出している、登山相談所で少しお話し。
靴のことを聞いたら、「直す方法もあるけど、それは買っちゃった方がいいかも~」
との事。「残念でしたね」と言われ、残念な気持ちがぐっとこみあげてきた(笑)
前日、ソフトクームを食べたお店で、ランチを食べることに。
お店が開くまで、外のデッキに座って待っていると、
お店のおじさんがやってきて、こ~で、こ~でと話をしたら、
「ガムテープなかったかなぁ」と言って、車の中とか探してくれたが、なかった。
「あの人も同じだよ」と言って、店の前の駐車場にいるおじさんを指差した。
ハーレー?みたいなでっかいバイクを押していたおじさんが、とことこ店にやってきた。
仲間達とバイクのツーリング中らしい。
「俺もほら、はがれちゃって、だから靴の紐でな、こうしてしばってるんだ」と見せてくれた。
そっか、もう捨てる靴だし、山にはもう登らないんだし、と、
靴紐を半分ほどいて、靴底からぐるっと縛り上げた。これで、なんとか歩ける。
よく山の中で、今回の自分のように靴底がはがれて、
ガムテープでぐるぐる巻きにして歩いている男の人をけっこう見かける。
たぶん山荘に行けばガムテープあったかもしれないが、
それは最終手段だと思い、我慢していた。
車だったらよかったんだけど、この靴で新宿を通って帰らねばならない。見てくれがね~。
荷物をつめる時に、替えのスニーカーを入れてたのだが、
荷物になると思って、最後にザックから出して置いてきたのだ。あう~
でも今回は、いろいろ勉強になったな。
車じゃない時は、不要な荷物(前泊&下山してから着替える服など)を、
ザックから抜いて、コインロッカーに預けた方が、重い思いをしなくてすむ。
今度は、そうしよう!まぁ、スキー場だからローッカーあるのかもしれないけどね。
でも、一人じゃ、「ぷはぁ~」って言えないところがさびしい。
お蕎麦も美味しそうだったけど、昨夜食べたので、レディースセットにしました。
1プレートに、ミニオムライス、サラダ、チーズハンバーグ、蟹爪コロッケ
なんですの?このお徳感は ご馳走様でした。
ホントは、こっちもちょっと入ってみたかった 次回だなっ。
時間がまだたっぷりあったので、神社を見てみたり・・・・。
荷物をバスターミナルのコインロッカーに預け、すぐ近くにある温泉へ。
治りかけのアセモが、この日の汗で、復活ぎみ。ジクジクする~
ちょうど2、3人が、風呂あがりで、そんなに混んでなさそう!
脱衣場に入っていくと、お風呂からあがったうちの一人が声をかけてきた。
「あら?朝、ゴンドラでご一緒しましたよね?」
あれま、ゴンドラに一緒に乗った三人組のうちの女性二人がいた。
まぁ、だいたいどこの山に行っても、帰りの温泉で、山で見かけた人を見るんだけど。
ここでまた、あ~で、こ~でと今回の行程を説明(笑)
話を聞いたところによると、私が行こうと思ってた丸山ケルンまで行ってきたらしい。
天気もすばらしくて、お花もいっぱい咲いてて、よかったわよ~ との事。
そっか、あの後、ガスってきて景色はもうだめかなと思っていたが、
上の方は、まだ大丈夫だったらしい。むむむ、残念。
例の三人組さんが、ここで休んでいた。
今回は、一人だったので、人の優しさがしみる旅でした
帰りは女性専用席。隣りは誰も来なかったのだが、
通路挟んで隣のおばちゃん二人組に、
「ここ誰も来ないんだったら、荷物置かせてもらっていい?」
と、お土産と野菜の山をドカドカ置かれてしまった
まぁ、私の席でもないんで、ダメとは言えない・・・。
上の棚だって空いてるし、外のトランクだって置けるんだし~とか心の中で思っても、
おばちゃん達には恐くて言えません
女性専用席の落とし穴は、ここにあったのだった
双葉SAからの夕焼け